2012
01.05
Thursday
「お前、初めてトイメンで見たけどシャレオツなシャツ着てやがるなこんちくしょう」の巻
author : 山崎彬

黒色綺譚カナリア派活動停止公演「誤/娯楽」出演のための東京1ヶ月生活を終え、京都に帰って速攻で天下一品こってり大盛りを食べた。液状ではなく、個体が液状化したようなスープが絡まる麺は、すするのではなく吸う感覚だ。間違いなくうまかった。

新年あけましておめでとうございます。

まったく本当に僕は、昨年もいい経験をさせてもらっていまして、その締めに出演させていただいたカナリア派で出会ったみなさんと過ごした日々は格別に楽しかった。

打ち上げで用意していただいた居酒屋の個室にはカラオケが完備されていて、そこで歌い狂う30代たちのあの景色は本当に美しかった。

もっと狂おしく、もっと珍しく生きなくっちゃ。平和な日常に飲み込まれないぞ。
まあどっちでもいいじゃないですか。そんなスキャンダルあんなスキャンダル。

あけましておめでとうございます。

京都に帰って、3月に予定している独り芝居の俳優特訓をして(これは3月の本番まで定期的に続く)、ほんで10月にやった「猿に恋」の下北沢駅前劇場版の稽古にせっせといそしむ年末年始だった。というか年末年始もへったくれもなかった。

いったん生まれ変わった悪い芝居で1年で5本やってなんというか、これから今度僕達が進むべき新しい道が見えてまいったわけですけど、その集大成としてちょうどいいのかわからないこれを2012年一発目にやるわけです。

京都で絶賛(「とんでもなく面白い!」の声)か、酷評(「1ミリも面白くない!」の声)が同居したこの作品、正直恐ろしいんだけど、本当に観に来て欲しいと思っている。

本公演で演劇作品をずっと作ってきて、これからも作っていく中で、演劇にもっともっと向きあっていくために、机上で考えたりワークショップをしたり、という形ではなく、作品を作ることで、それを実現したくってやるようになった企画公演。

家で一ヶ月やったり、ライブハウスでやったり路上でやったり。

もともと路上から始まった劇団ですから、役者をこれでもかと押し出して作品にしてみました、と。けっこうフリージャズな感じになっている。

いつもとは違うアプローチで作品を作ることは、本公演でやるべき演劇作品にいかされてくると信じている。それを確信にさせてくれ。

「猿に恋」は、セリフっていう、ややこしかったり優しかったりする一生付き合ってかなくちゃならないヤツを、じっくり考えたくて、考えるためにも、その真逆をいこう、と挑戦した、一度やってみたかった無声劇、というよりは無言葉劇で。

セリフを書いていて、セリフの力を信じているのですが、時々、疑わしくなってしまう事があって、で、やってみて思ったのは、この作品にセリフはないのだけれど、セリフに変わるものはあって、体に入ってくるそれは、セリフ(のようなもの)ではあるのだけれど、なんだか触感が違うといいますか、ザラザラとした喉ごしがありまして、セリフより限定されていない曖昧なものなのだけれど(あるいは曖昧だからか)、観ていて、体に入ってくる感触がはっきりわかる。

味は、美味ですが、珍味と言う人もいるでしょう、な感じになっておりますが…笑
(「まずい!」って言う人も「1ミリも面白くない!」という人もおるでしょうが…)

ま!
京都だけでウダウダやってても仕方ないので、前本公演「駄々の塊です」を作るために打ったこの企画公演「猿に恋」、是非見て欲しいのだす!!だす!!


常々僕は演劇は一番面白いメディアだと思っているので、もっとたくさんの人たちにも見てもらうためにも、高尚なものになりがちなこういった作品をそうはしたくなくて、内容は一見バカバカしいものになってますけれども、単純なやりとりの向こうにあるセリフがあれば見えてこないものを感じさせることで、劇場を出れば飛び交っているセリフ(言葉)が、違った手順で体に染み込んでいってもらえたら、面白いなと思うよ。


演劇好きでしょ?
僕も好きだよ。


皆様のお支払いいただいたチケット料金の一部は、劇団で飼っている猫・しゃもり(♂・生後6ヶ月)のごはん代になります。嘘です。嘘でもないか。巡り巡って。

そんなんどうだっていいから冬のせいにして、駅前劇場に原始人いるから!
待ってマース。


本当に悪い芝居vol.2
猿に恋 〜進化Ver.〜

【作・演出】山崎彬

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【会場】
下北沢・駅前劇場
http://www.honda-geki.com/ekimae.html

【日程】
20121
7日(土) 19:00
8
日(日) 14:0019:00
9
日(月・祝) 14:00

【出演】
池川貴清 宮下絵馬 植田順平
大川原瑞穂 呉城久美 畑中華香

【観劇料金】
前売 2000円/当日 2500円
学生は500円引き※要学生証


 
| これ書いた直後、就寝 | 14:29 | comments(0) | - | pookmark |
2011
12.15
Thursday
「革製品と毛の流れ」の巻
author : 山崎彬

「誤/娯楽」7日目終了で今日でこれで丸1週間10ステージ終了したわけで、もんじゃ焼きを高校時代食べまくっていたというカナリア派の牛水さん(写真)が焼き振る舞ってくれるという会に、北海道代表の弦巻さんと福岡代表の江崎さんと僕が連れられ、東京ですでにもんじゃを知っているはずのカナリア派の芝原さん、中里さん、あと箱庭円舞曲の片桐さんも交えて行ってきたわけで、僕はわかりやすく「粉モンはお好み焼きじゃあボケ」と分かりやすい関西人丸出しで行ったわけだけど、ひとくち食べた途端に「うまい」と言ってしまったのが今日の昼下がり。

そして夜、10ステージ目を終え、ムックさんも一定の満足はいったステージだったようで、そう、いい塩梅でやれたステージだったわけですが、うん、やっぱり僕は平和な時代に生まれていて、命危ういほどの、明日死んでもいいほどの中での、圧倒的な演劇をやらなくてはいけない中で生きていなくて、周りもそうで、何だか、日常からおかしなくらい狂って生きなくちゃあいけないと決心した夜なのでありました。

今の感覚からすればそれは非常にもしかしたらダサイものなのかもしれないですが、やっぱりYahoo!ニュースに踊る例えば全員同じ顔にしか僕には見えない「新撰組リアン」とかいうグループの新曲披露イベントにファン約1500人、1500人だよ、1500人が駆けつけたなんてニュースを目にすると、このやろう糞なんて思いながらも、その一瞬に1500人が集まるわけで、その1500人のココロをつかむだけのものがあるはずの小劇場が、そこで闘えないのかを考えなきゃいけないなあと思う深夜なのでありました。

とにかく、もっと、狂って狂って、生きなくちゃあいけない汁が出てきている。

男旭山ラーメンを食べた臭いにんにくの息が渋谷の夜空に混じる。

井の頭線吉祥寺行き急行が、永福町で僕を降ろす。

youtubeでライブを観て青春を過ごすその青春にも光はあるわけですが、なんといいますか、タダでいつでも昔の動画が見れることに感動を覚えた19歳、そんなころもありましたが、なんといいますか、あっちがカラスを食べたからこっちは鯖を振り回す、そんな時代でないのは重々承知なわけですが、それでも「なんとなく不満」はあるわけでみんなにあるわけで、どう言ったらいいのか、何か色々思っています。

「タダで見れる昔」に、負けたくない。ぞ。ぞ。「生よ。生が好きよ。」と今もどっかで誰かが言っているんだろう。圧倒的なものを、だ。圧倒的なものを、だ。ぞ。

「誤/娯楽」@こまばアゴラ劇場、ご予約はこちらから! →☆彡
| これ書いた直後、就寝 | 01:35 | comments(0) | - | pookmark |
2011
12.14
Wednesday
「雑草を一番に盗んだのは先生」の巻
author : 山崎彬
 
「誤/娯楽」6日目が終わる。

昨日は夜公演のみで、終演後、打ち上げと片付けをして、疲れきった体だったけどお腹が減りすぎていて(夜公演のみだと、結構いい具合のご飯を食べるタイミングがない)、渋谷で「カルボナーラトマトつけ麺」(写真参照)ってのを食べたよ。

こちらの天下一品はひどく薄いらしく「東京のこってりが京都のあっさりだ」なんて聞いていたので天下一品にはいっておらず、また、京都の事務所の近くにある「しゃかりき」っていう魚粉系つけ麺屋が世界一かってくらい僕は旨くて好きでなので魚粉系つけ麺屋にいっても真顔で「うまい」って思う程度なのでして、このくらい飛んでててくれるともう美味美味、「カルボナーラトマトつけ麺」はまた半年くらいあけて食べたくなるなぁと不思議な気持ちで店を出たんだよ。

12月10日に晴れて誕生日を今年も迎えることができまして、ついに僕は演劇あるあるの19番目くらいにランクインするだろう「小屋入り中に誕生日を迎えると、とあるシーンの返し稽古をしますと言われて普通に返し稽古してる途中でサプライズ、ケーキ登場」を経験したんだよ。やったー。

ご覧になってない方もいるのでアレですが、あの後半あたりの、あの僕があそこであの状態にされる所のシーンで、僕が視界を失っている隙にケーキが登場したのです。

普段は演出をやっているので、仕掛ける側だったのですが、朝、普通に返し稽古が別のシーンであって、ああ意識してしまったと反省した上に、件の返し稽古直前にムックさんから「ごめん今日誕生日だったよね忘れてた終演後どっかでお祝いしよー」とサプライズはないよのフリをいただいてたので完全に騙された。赤澤ムック、やりおるであの演出家、ですよ。座組のみなさまありがとうございました。

その日は、皆既月食で帰り道、渋谷の街で皆が上を向いて歩くもので、109の向こうに皆既月食な感じ、渋谷の街は星が見えないなんて言いますけど、ちょっと見えますよみなさん、僕が滞在してる永福町はもっと見えますよ皆さん。

何かえんげきはお金がないっていう括りでつくられる作品があるようで、ほんとえんげきの間口って広いなぁと感動すると同時に、そんなフィクションつまらないなあと鼻毛を抜きました。それがノンフィクションだとしたら、えんげきは、じゃなくて、あんたは、だ。

生き生きしてる人は生き生きしてるし、それで「えんげきはお金がない」って括られちゃったら本当に嫌だなぁ。えんげきは、絶対、生活にあるといいものだと思っているので、なんとかしたい気持ちは一緒だけど、お金がないなんて言うから、しなきゃいいじゃんって返されちゃう気がするんだよなぁ。

「愛情だけで人は動かない」って言うほどに愛情に飢え左右され行動し「お金じゃない」って言うほどにお金を気にしケチり渋る。ええがな。ええかっこせんと愛情もお金も手に入れたいでええがな。

食えてプロ、そうじゃなくてアマチュア。えんげきだけじゃなくどれも一緒。だと思う。サラリーマンってすごい。サラリーマンってプロ。

もっとうまくなりたい。

| これ書いた直後、就寝 | 01:34 | comments(0) | - | pookmark |